PERは株の入門的な本に必ずと言っていいほど必ず出てきます。
割安な銘柄を探すのに使えるとよく書いてあると思うのですが正直、PERで割安銘柄を見つけるのはかなり難しいと思っています。
PERとは?
PER(株価収益率)=株価÷EPS(一株利益)
つまり一株利益の何倍まで買われているのかということです。
株価が1,000円でEPSが100ならPER10倍です
株価が下がるとPERも下がります、株価が上がるとPERも上がります
PERで割安株が買えるのか?
PERは割安株を探すのに使いましょうと入門の本に書いてあるので僕も最初PERをみて
この株はPER7倍だから割安株だからここから上がるはずだから、「よし買いだな」
と買っては損をしてました。
今思えば当たり前なんだけど、そんなに簡単に割安株が買えるわけがないんですよね。
とてつもなく優秀な人が参加する相場の世界で株が割安で放置されるなんてかなりレアなことではないですかね。
そもそもPER100倍でも割安かもしれないし、PER5倍でも割高かもしれないんですよね。
どういうことかというと、PER100倍まで買われていても将来EPSが大きく増えるならPERは下がるので、今の株価は割安ということになります。
PERが5倍でも、今後大きく業績が悪化してEPSが大きく下がるならPERは高くなるので割高ということになります。
結局のところ、将来のEPSを予測できないと割安なのか割高なのかがわからないてことですよ。
普通の人にはまず業績を予想するのは難しいですし、ましてや株を始めたばかりの人には厳しいですよね。
EPSが上がれば割安になるけど、EPSがものすごく高くなることが発表されると多分ストップ高で連日張り付いてある程度高くなるまで買えませんよね。
PERの使い道
あくまで僕の考えなので絶対に正解というわけではないと思いますが、普通の人がPERを使うなら割安株を探すより良いかもしれない使い方を紹介しますね。
PERから、その株が投資家にどれくらい評価されているのかということがわかると思っています。
PER100倍なのに株価が下がらないのなら、将来成長する会社だと評価されているのではないか。暴落時にも売られないのなら評価している人もしくは大きな資金がある投資家が評価しているのではないか。
PER5倍なのにずっと安いままなのは将来業績が悪化してしまうと評価されているのではないか。成長しないと思われているのでは?
会社の業績などをみていけば実際その後株価がどうなったのかみていくと面白いとおもいます。
PERが○○倍だから買えば儲かるみたいな攻略法ではないとういうことは覚えておいたほうがいいですね。
オススメの本紹介しますね