投資で稼ぐのはテクニックが大切だと思っていませんか?
本屋さんとかに行くと株式投資の本が沢山並んでいますよね。そのほとんどの本にはテクニック(手法)
について書いてあります。
例えば、ゴールデンクロス(長期の移動平均を短期の移動平均が下から上に抜けること)になったら買いましょうなどです。
実は投資で生き残るには、テクニックの部分は全く必要なくはないですが、かなり重要度は低いのです。
実は重要なのは資金の管理
なぜテクニックではなく資金の管理なのか。
資金つまりお金は相場に参加するチケットのようなものだからです。
現実にはありえませんが、もし聖杯(投資で確実儲かる手法)を手に入れたとしても、参加チケットである資金がなければ株を買うことができませんよね。
聖杯があるならお金を借りて投資をすれば良いですが、現実には聖杯はありませんしあったとしてもまず個人投資家が手に入れることはできないです。
だから、まずは参加するための資金であるお金を守るために資金の管理が1番重要度が高いのです。
資金の管理を最重要にしていれば、相場で生き残れる確率は高くなります。生き残りさえしていれば必ずチャンスは来ます。
株主優待や配当金を狙った口座の資金の管理
- 1つの銘柄に資金の10%を越えないようにする
- 同じグループ企業の会社全体で資金の10%を越えないようにする。
優待や配当金を狙った投資では株価が下がったという理由で損切りはしませんので投資した金額がMAXの損失になります。
株主優待が廃止になったりした時に損切りをします。優待廃止になっても配当金がもらえる時、優待が復活する可能性があると判断した時はそのまま持ち続けます。
投資資金のほとんどを失う時は上場廃止になったときですね。
キャピタルゲインを狙った投資の資金の管理
- 使う資金は投資資金の10%まで
- 損切りは買値から10%下げたところで切るか、全体の1%を超えない所に設定する。
キャピタルゲイン(買った値段より高い値段で売って得た利益など)を狙った投資では損切りを株価で決めます。
例えば1000万円の投資資金がある場合(優待や配当金狙いの持ち株も含む)使う資金は100万円です。
MAXの100万円を投資して10%で損切りをした時は全体の1%になります。1%でも多いと思うのでほとんどは、2つか3つに分けて株を買います。
2つに分けて50万投資して10%で損切りをすると0.5%になります。
キャピタルゲインを狙った投資で資金が大きすぎると、思わく通りに株価が上昇した時に、全体の資金に対してあたえる影響が大きくなってしまって精神的に冷静でいられなくなる可能性があります。
10%で投資をしても、3倍、5倍になったときは影響は大きくなってきますが、小さすぎると今度は利益が小さくなりすぎます。
このあたりのバランスは自分自身にあったバランスを探っていくしかないですね。
買いたい銘柄があったとして、損切りラインを20%下げた所に設定したいと思ったときは、資金を半分にすれば全体の1%で損失を設定できます。
資金の管理をすることで次に重要になってくるポジションサイズも同時に決める事もできます。
使う資金の大きさなどに完全な正解はないと思うので自分自身にあった資金の管理を作ることになります。自分自身にあった資金の管理ができると、精神的有利になりますよ。
自分自身で決めた資金管理をベースに手法や戦略を決めていきましょう。
投資の本を沢山読んでいると、心理について書いてある本や、資金の管理、ポジションサイズについて詳しく書いてある。
もしくは、本の内容の大部分にその事について書いてある本は有益な本の可能性が高いです。
本屋さんで探したりネットで探して自分自身にあった本がきっとみつかるはずです。
僕のイメージですが、書店にはなかなか置いてないことが多いです。ネットで探すと見つかりやすいと思います。絶対ではないですが、日本人の作者の本よりも外国の作者の本に良い本が多いとおもいます。
投資家ジョージ・ソロス氏も言っていますよね
「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」
僕はトレードはSBI証券を使っています