- アベノミクス以降に投資を始めた人は大きな暴落をまだ知らない
- 暴落のおかげで良いこともありました
- 今後リーマンショックの時ような暴落が来たらどうすればよいのか
- 1.投資を始めていないなら暴落を待ってから始める
- 2.現金比率を大きくする
- 3.新規の追加入金をやめて現金を貯めておく
- 4.ドルを円に換えておく
- 5.下げても売らない銘柄をきめておく
- 6.FXで米ドルを売る(ショートポジションをもつ)
- 7.給与などの収入が無くなった時生活できる期間を把握しておく
- 8.心の準備をしておく
アベノミクス以降に投資を始めた人は大きな暴落をまだ知らない
2012年以降日本株も米国株も大きく上昇しています、2020年1月現在も米国株は高値を更新しています。
NYダウのチャートをみてみると、リーマンショックの時の暴落がほんの少し調整しただけのように見えるくらい過去数年間一気に上昇しているのがわかるとおもいます。
リーマンショックの時はすでに投資を始めていましたが保有していた株の中には高値から10分の1になったような銘柄もありました。
値上がり益を狙って、買っては下がり損切を繰り返していたの今でもよく覚えています。そんな状況でトレードで稼ごうなんて無謀なことだったなと今思えばおもうんですけどね。当時は暴落相場を経験したことがなくてどうしていいか分からなくなっていたんだとおもいます。
暴落のおかげで良いこともありました
ほとんどの株が大きく下げていたので優良な銘柄(結果的に持ち直した)をかなり安く買えたのも暴落のおかげでもあるんですよね。
暴落はピンチでもありチャンスでもあるんですよね。
今後リーマンショックの時ような暴落が来たらどうすればよいのか
そもそも暴落がいつくるかなんて誰にもわからないです。例えるなら最高値というジョーカーを誰かが引くババ抜きのようなものだと思ってます。ババ抜きもゲーム開始時は誰が最後にジョーカーを引くかわからないですよね。
対策として考えられること
- まだ投資を始めていないなら暴落を待ってから始める
- 現金比率を多くする
- 新規の追加入金をやめて現金を貯めておく
- ドルを円に換えておく
- 下げても売らない銘柄をきめておく
- FXで米ドルを売る(ショートポジションをもつ)
- 給与などの収入が無くなった時生活できる期間を把握しておく
- 心の準備をしておく
1.投資を始めていないなら暴落を待ってから始める
まだ投資を始めてい人でどうしようか悩んでいる人は暴落を待ってから始めるのも1つの手です。しかし問題なのは暴落がいつ来るのかがわからないということ、今後数年間来ないかもしれないし、数十年来ないかもしれないです。
暴落の引き金になるようなことが起きたとしても、政府や中央銀行が上手く対策をすることで少しの調整に抑えることができた場合始めるタイミングがなくなってしまいます。
失っても辛くないならない金額ではじめてみることでタイミングを失って結局投資を始めないまま終わってしまうのを回避できますし、全く投資をやらないで投資の勉強をするより始めてから勉強をするのでは学びのレベルが全然違ってきます。
始めてみて初めて疑問に思う事や知りたいこと必要なことがみえてくるはずです。
暴落を少ないお金でもいいので体験しておくと将来大きなお金で投資することになった時に役に立ちます。
2.現金比率を大きくする
すでに株を持っていて、資産のポートフォリオが株などが大きくて現金がほとんどない人は株を売却して現金を多くしておくと、暴落の後に安くなった所で買い戻したり良い銘柄を安く買えるチャンスです。
今後数年間暴落しない可能性もあるのでそうなった場合売却していしまった分値上がり利益はとれなくなってしまいます。その時に売却したお金を高値で買い戻してしまった後に暴落してしまうと、売却しないほうがよかったとなってしまうので注意が必要です売却した後に値上がりすると悔しくなって買い戻したくなってしまいやすくなりますので。売却したお金の一部で少額でトレードするのはありかなとおもいます。
3.新規の追加入金をやめて現金を貯めておく
現金を多くする点は2.と似てますが、すでに保有している株は売却しないで給与などで投資の資金を貯めていきます。
暴落はいつ来るのかは知ることはできませんが今後暴落がいつまでに来なければ充分な資金を貯められるのかを計算することはできると思います、今持っている現金が100万円で年間100万円貯めることができるなら、資金が1000万円ほしいなら9年かかりますよね。もしこの9年間暴落しないで株価が値上がりしていく中。新規で入金しないで見送ることはできるでしょうか?
かなり苦痛だとおもいます
なので100万円入金していたところを半分の50万円にして現金を増やしていくのが良いですね。
現状で現金が不充分な場合で現金収入が大きくないなら、やはり持ち株を売却するなどして現金を増やしておく必要がありますね。
4.ドルを円に換えておく
ショック相場では円高になりやすいので、ずっと米ドルを円にもどさないつもりなら良いですが将来円に戻して使う予定ならショック相場になる前に円に戻しておくのも良いですね。米国株を買っていると円高になるとダブルパンチになります。
ただし、リーマンショックの時に円高になったから次もそうなると決まっているわけではないではありません、投資では想定外が当たり前に起きると思っていたほうがいいです。
どちらになっても良いようなバランスにして準備しておきましょう。
5.下げても売らない銘柄をきめておく
暴落は突然やってきます、下げている途中ではどこまで下がるかわかりませんし、それまで少し下げては上昇トレンドにもどってたわけだから調整なのか歴史的な暴落になるのかは後になってわかることです。
気が付いたらポートフォリオの銘柄のほとんどが含み損になってしまうなんてことにもなるかもしれません、そうなってからでは冷静な判断は難しいです。
そうなる前に、売らない銘柄を決めておくとが必要です。
売る銘柄は、売る優先順位を日々決めておくと焦らないですみます。
売る条件も決めておきましょう、例えば株主優待が廃止になったら、無配当になったら、景気に影響をうける銘柄など。
暴落のきっかけになった事件に直接影響を受ける銘柄がある時、それが売らないと決めていた銘柄の時は売るのか、売らないのかも決めときましょう。
焦ったり、自暴自棄になって暴走してしまわないように暴落の準備をしておきましょう。
6.FXで米ドルを売る(ショートポジションをもつ)
FXで米ドル円のショートポジションを持っておくとショックの時に円高になりやすいので株の損をカバーできるというものです。
個人的には良い方法だとは思えないです、確かにショックの時に円高になればショートしていれば大きく利益はでるのですが、円安になるリスクをどれだけとるかです。
株安になっているのに円安になってしまうとダブパンチです、そうなるとかなりきついですよ。
それに上手くFXの方で利益が出たとしても株式投資とFXは損益通算できないのでFXの利益には税金を払うことになります。
ショートには損失の上限がないのも怖いです。
ショックの時はスプレッドが大きくなるのでストップを大きくとってないとダメですので結局大きくレバレッジをかけることができないですよね。
円の方が金利が安いとポジションを維持するのにコストがかかります、いつくるかわからない暴落をその状態で待てるとはおもえません。
7.給与などの収入が無くなった時生活できる期間を把握しておく
ショック相場が来ると、勤めている会社もどうなるかわかりませんよね実際リーマンショックの時は仕事がほとんど無くなった会社もありますし、週休四日とかになっていたところもありました。
会社がなくならなかったとしても、ボーナスがなくなったりとかはありえます。
なので今の状態で収入がなくなった時にどれくらいの期間お金が持つのか計算しておくことは必要です。
リーマンショックの時は回復するのに五年位かかりました、暴落するのは早いですが戻すのは遅いです。
日経平均は三十年最高値を超えてませんよね。
収入がなくなること、大きく減るかもしれないということを想定しておきましょう。
8.心の準備をしておく
暴落は突然想定外にやってきますので普段から心の準備をしておく必要があります。心の準備をしておいても実際そうなると、ショックで夜も眠れなくなるかもしれないです。
それでも心の準備をしていない人よりも有利に行動できる可能性を高くすることはできます。
過去の米国株はショック相場の後必ず復活しています、日本もバブルの高値は超えることはできていませんが、リーマンショックの後の安値からだと大きく上昇しています。
ショック相場は安く買えるチャンスでもあります、ショック相場から戻らなくなったときは資本主義は終わった時だと思いますので終わらない限り復活はすると思います。
復活したとしても米国株が復活しない可能性はあります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
対策はまだ無数にあるとおもいますので来る暴落に備えて準備していきましょう。