子供の頃に、てるてる坊主を作って明日晴れますよにと、祈った事がある人は多いのではないでしょうか、僕も子供の頃に作って晴れて欲しいとお願いしてました。
ですが、これは投資はもちろんのこと日常生活でもマイナスな考え方であると投資を続けてきて気がついた事のひとつです。
では、何故てるてる坊主を作って晴れを祈るのはよくないのか、それにはいくつか理由があります。
てるてる坊主を作って晴れを祈って翌日雨が降ったときに、どんな気持ちになりましたか思い出してみてください。
楽しみにしていた遠足の日、天気予報では降水確率は50%だけど、てるてる坊主作ってあんなにお祈りしたから、明日は晴れるきっと大丈夫。
朝起きて窓をあけると、ドシャ降りの雨。
当然ひどく落ち込みますよね、憂鬱な気持ちで学校にいって憂鬱な1日を過ごすことになります。
逆に晴れていた時はどうでしょうか、てるてる坊主を作ってお祈りしたから晴れたんだ、てるてる坊主のおかげだ、よかった作って。1日楽しく遠足に行くことができますね。
では、これのどこが良くないのでしょうか。
まず雨の場合、1日憂鬱な気持ちで過ごすことになってますよね。何故そうなったのかと言うと、雨が降ったときの準備ができていなかったからです。
もし、晴れた時と雨の時の両方を準備していたら、どうでしょう、晴れた時は遠足にいって遠足を楽しもう。雨の時は、学校にいってやることを考えておく。
そうすると明日が、雨でも晴れでもどちらでも良くなります。
晴れたら、晴れのプランを実行する、雨なら、雨のプランを実行するだけです。どちらも準備しておくことが大切なのです。
これは、投資をするときにも役に立つ考え方です。
利益を晴れ、雨を損失に置き換えて考えてみます。
百万円分の株を買ったとします、銘柄分析をしてタイミングも問題ない、明日は必ず株価は上がるはず。
翌日、株価を確認したら予想に反して株価は下がってました、とても落ち込むと思いますし、株価が下がったときにどうするか準備ができていないためどうして良いか解らなくなるはずです。
もし、10%下げていたら損切りすると決めていたらどうでしょう、そうすると翌日株価が上がっても下がってもどちらでもよくなります。
もし、10%下げていれば売却ボタンをクリックするだけです。
では、てるてる坊主に祈って晴れた場合、晴れたんだから良いじゃないかた思うかもしれませんが、これも良くないです。
遠足の日が晴れたのは、本当にてるてる坊主のおかげですか?
天気は人間の力や、てるてる坊主の力でコントロールできるものではないですよね。
コントロールできないものを、コントロールしようとする考え方は投資をするときに良くない影響がでます。
ある人が、この銘柄は今後必ず上がりますと言っていたり、人から進められたり、その日の運勢が良かったからという理由で株を買ったとします、
その後、株価は大きく上昇してしまうと、それらを信じてしまうようになってしまいます。
当たり前ですが、株価は上がるか下がるかは、わからないものです。
それなのに、コントロールできるものと信じてしまうことは、かなり危険なことです。下手すると予想してくれる人に大金を払ってしまう可能性すらあります。
ポイントは
コントロールできないものを、コントロールしようとしてはダメ。
起きる可能性のあることは事前にできる限りの準備をしておくことが大切。
準備をしておけば、後は実行するだけなので、メンタル的にも負担が軽い。
結果と関係ないものを信じてしまうのは危険なこと。
投資以外にも使えると思うので、色んな事に試してみてもらえると良いとおもいます。